幼少期、自分自身が気に入った服を購入というよりは、親に迷惑が掛からない様にある程度安い服を指さし、「これがいい」と言って買ってもらうような子でした。
本当は、他の服がいいけれど、それは高い。
子供ながらにわかっていて親に気を遣っていたんですよね。
おしゃれでレースがついているような服を着ている友達には劣等感も感じていました。
そんな私が大人になり、小さいころ出来なかった思い切り好きな服を買うという行為にひたすら走るようになるのです。
今日の記事は服をなかなか減らせない方、服にお金をじゃんじゃん使ってしまう方の参考になるといいなと思います。
8割の服を捨てて服をきつぶすようになった私の変化と効果
買い物したくてたまらない
働くようになりお給料がもらえるようになると、毎週デパートで買い物をする暮らしが始まりました。
さらに、彼氏ができるとさらに買い物に拍車がかかりました。
常に服のことを考えていた浪費家の20代
お給料も手取り14万くらいの実家暮らし。
実家に3万いれると、あと自分で払っていたのは携帯代1万。

10万は自分の好きなことにお金を使い切ってました。
貯金とか言う概念はまったくなく、
どこかにまずいなと感じつつも(親に罪悪感を感じていたかも)
いい服、良い靴、いい化粧品など何でも手に入れないと気が済まなかったのです。
特に服の買い物はひどかったです。
一番記憶に残っているのは、
バーバリーの40,000円のスカートに、25,000円のニットの購入。
さらにポール・スミスの上下合わせて150,000円のスーツ←着る機会無いのに・・・!!
あ~意味不明!!!あ~もったいない。
ボトムを購入すれば、上の服も欲しくなり、
鞄を購入すればそれに合う靴も欲しくなる。
欲しくなるというより、
買わなくてはいけない、買わなくちゃ!
みたいな心理なんです。
昔から完璧主義なところがある私。
こんなところにも完璧を求めてしまうんですね。
全身完璧でないと(もちろん、自分の中での完璧です)釣り合わないから、買うべきなんだと思っていたんですね。
いまだにその時に風景が浮かぶんです・・・ATMの前で悩んでいる私。
銀行のATMの前で残金85,000円という表示を見ているのに、50,000円のコートを買おうか真剣に考えていたこと。
20代、こんな感じで服と服を買うお金のことそればかり考えて過ごしていました。
今となっては、もっと旅行に行ったり、投資の勉強をしたり、資格の勉強やセミナーに行ってみたり、自分の中身を磨けば良かったと後悔しています。
自分ではどうにもならなかったのです。
当然、貯金はほとんどありませんでした。
ミニマリストに衝撃を受けた
20代後半、彼氏と別れたことをきっかけに、「こりゃ、まずいぞ!お金がない」と気が付くのです(遅すぎです)
しかし、時は戻らない。
これから貯金を頑張るしかないと気持ちを入れ替えたつもりなのですが、どうにもこうにも買い物癖が抜けない!
20代よりは浪費が減ったとはいえ、服は買い続けていました。
精神的に不安定になると洋服を買い、
気分が乗ってると洋服を買い・・・どっちにしても買っているという状態でした。
ミニマリストのブログを読み漁ってあこがれを抱いた
シンプルな暮らしがしてみたいなといろんなブログを読んでいた時に出会ったミニマリスト。
それぞれ自分の心地よい必要最低限の荷物で生活している方々。
ほとんど荷物が無く、着心地のいい数枚の服を着こなしている方々。
かなりの衝撃と感動、そしてあこがれを抱いたんです。
がらりとした部屋。
スーツケース一つで引っ越せそうなくらいの身軽さ。
少しずつでもいい、私もこんな生活をして、身軽に生きていきたい。
毎日服のことで頭がいっぱいなんてもう嫌。
せっかく働いて得たお金を後悔するような使い方をしたくない。
ついに8割の服を捨てた!
今までの過去を捨てるように、クローゼットにパンパンに入っている服は、あまり深く考えない様にどんどんゴミ袋に詰め込みました。
最近着ている気に入っている服はよけて、それ以外全部です。
大量すぎて、一点ずつときめくかときめかないかなんて考えていたら、いつまでたっても手放せません。
生まれ変わりたい!!変わりたい!!
そんなことを繰り返し頭の中で考えていたと思います。
今まで手放した服は200着以上あります。
だいたい8割の服を手放しました。
結構高い服もたくさん購入していましたが、
一着平均8,000円だとして、8,000円×200着=160万!!!ですよ・・・。
やっぱりアホです・・・。
本当にもったいないことしました。
本当にきつぶすまで着るか問いかける
8割服を減らした当時から、今はさらに服の総数が減っています。
具体的な数は決めてはいないのですが、
クローゼットに余裕で服が入る程度が私の適量
とゆるいですが決めています。
着つぶすまで着て、もし補充が必要なら買うし、補充しなくても他の服で十分と感じるのであれば、買いません。
今も、本当に気に入れば高い服も買います。
GUなどでも買います。
とはいえ、購入時には、
本当に着つぶすまで大切に着れるの?
この服が無いと生活で困るのか?
どれだけの服とコーディネートできるの?
自分で確認します。
面倒ですが、これが効果てきめん!!
あとは捨てた服の金額を思い出します。
「私は、服で160万を捨てた女」と・・・。
もの全体に対する気持ちも変化
服以外にも化粧品や雑貨、小物なども気に入ったら絶対に手に入れたいというタイプ。
しかし、服を減らしたとたん、そういったものもどんどんミニマムになっていきました。
選び方は服同様、ずっと大切にできるのか?
値段に見合った価値があるのか?
実用的なのか?
買ったら、お手入れ、掃除そういった面倒なこともしていけるのか?
物に対しても、持っているお金に対しても、大切に考えられるようになりました。
8割の服を捨てて服をきつぶすようになった私の変化と効果のまとめ
ついつい、買い物ばかりしてしまう・・・。
しかし、心のどこかで買い物をやめたい、買い物ばかりする生活から離れたいと思っている方がいるかもしれないですね。
ぜひ、服のミニマム化に挑戦してみてください。
それから、ミニマリストのブログを読むこと(ミニマリストのYouTubeも)おすすめします。
服が買いたい、欲しいという衝動や物への執着が静かになっていくのがわかります。
多くのものを持っていると、その場の人間を惑わし、自分を見失わせます。
必要なものってそんなに多くはないんですね。
浪費から抜け出すことができたので、ミニマリストさんたちに感謝です。
あと、できれば20代から少しでいいのでお金をためておくと30代楽ですよ。
貯金があると、したいことに出会ったときに躊躇なく進めます。
私のようにならないでね。