簿記3級を独学で取ってから、ずっと気になっていた簿記2級。
一念発起し、第150回2018年11月の試験を受験しました。
そして合格することができました。

本当に難しかったし、勉強も大変だったので、とても嬉しいです。
この記事では、簿記2級が気になっている方にむけて、簿記2級の難易度や合格率、合格するための勉強方法をまとめていきます。
簿記2級の合格率と難易度は?一発合格するための勉強方法
最近の簿記2級の合格率
私の受験した第150回日商簿記の合格率。
私が住んでいる地域の簿記2級合格率は一桁。
その他の地域を見てみても、かなり低い合格率になっています。
最終的な合格率は以下の通りになりました。
150回(2018.11.18)受験者数64838 実受験者数49516 合格者数7276 合格率14.69

その後の直近の試験の合格率はこちら。
151回(2019.02.24)受験者数66729 実受験者数49776 合格者数6297 合格率12.65
152回(2019.06.09)受験者数55702 実受験者数41995 合格者数10666 合格率25.40
153回(2019.11.17)受験者数62206 実受験者数48744 合格者数13195 合格率27.10
154回(2020.02.23)受験者数63981 実受験者数46939 合格者数13409 合格率28.60
ここ数年、試験範囲の大改訂が行われ、1級の範囲が2級に降りてくるなどしており、日商簿記2級の難易度が高くなっています。
合格率も落ち着かない状態で、低空飛行中です。
難易度が上がった簿記2級
数十年前に受けた人や昔の日商簿記2級の合格者と簿記について話をすると、たいてい「簿記2級なんて簡単だよ」「過去問何回か解けば受かるよ」こんな言葉が返ってくるでしょう。

そんな言葉に騙されてはいけません。
簿記2級はもはやしっかり勉強しない限り受からない試験になっています。
(いや、最近の試験はしっかり範囲を勉強したところで受かりにくいかもしれない・・・なかなかひどい難易度の試験になっています)
過去問をやったところで、毎回毎回、見たことも無いような問題が出され、本当に理解し応用力がついていないと合格することが難しくなっています。
そもそも試験範囲も大幅に変わっています。
簿記2級はなめてると落ちてしまいます。
昔と今では範囲も難易度も違いすぎて、昔簿記2級に合格した人に、「2級の連結会計が・・・税効果会計が・・・難しくて・・・」と言ったところで話は通じません。
試験そのものが変わっているのは、こちらの動画を見てみればわかるでしょう。

この動画で最近の傾向を知ってから受けるべきかなと思います。
こちら私が受けた150回の試験の動画
こちらは最新152回の日商簿記2級試験の動画
【YouTubeよりお借りしました】
こちらの動画内でも言っていますが、昔の合格者がワープして今の簿記2級を受けたところで受からないとのこと。

それほど難しくなっているのです。
暗記では対応できない自分で考えさせる試験になっています。
ですので、もし2級に不合格になったとしても別に恥じることでもないし、試験に受からなかったとしても、昔の合格者より知識や実力はついているのです。
私は、2級を受ける前に、ネット上にある簿記2級の情報を集めていたのですが、数年前のブログなどはもう難易度も範囲もまるっきし違うので全く参考になりませんでした。
最近の簿記ブログでは、私と同じ第150回に受験されているルナさんのブログがかなり参考になります。
これから簿記2級を受験される方におすすめですよ!

勉強する前に、まずは日商簿記2級の現在の実情をしっかり頭に入れることが大切ですよ。
日商簿記2級に合格できた勉強方法
簿記2級独学では簡単に受からない
もはや、簿記2級がほとんどの人が独学で受かったのは、昔のこと。
独学で1発合格は無理な領域になってきている試験だと思います。
最新の151回日商簿記2級の試験では、会計士合格者でもわからない、できない問題が出されているようです。
大原やTACに通っても教えてもらえてないような問題が、第3問連結で出ています。
市販のテキストを見ても、新しい範囲をきちんと理解した上で応用力を付けるには、結構な時間がかかるのは明らか。
1点たりなくて不合格とかは絶対に避けたいですし・・・。
もともと長く勉強するのが苦手なので、確実に1回で合格するための勉強方法を選択しました。

簿記のオンライン講座 です。
本格的な資格学校は高いですし、通い続ける自信もない。
とはいえ、独学では理解できなさそうということで、オンラインの簿記講座 を利用することにしました。

スタディングの簿記講座は、スキマ時間も勉強しやすいひ、講義もとってもわかりやすい!
しかも、価格もリーズナブルで簿記2級なら20,000円以内で講座が受けられます。

簿記2級の勉強時間は?
簿記2級を受けてみて感じた率直な感想は、『やはり、日商簿記2級は独学では受からない資格になっている』ということ。
私も、完全独学で中途半端な理解でしかない状態だったら、今回合格できなかったんじゃないかと感じます。
今回私は、7月から勉強開始したので4か月半、だいたい400時間くらいの勉強で合格しました。
完全な独学では、挫折しているか、11月の簿記試験に間に合わなかったかもしれません。
やはり人から教わるというのは、遠回りしなくて済むし、正しい知識を最短で入れられるものなんだなと改めて感じました。
「スタディング」オンライン簿記講座にした決め手
私が使った簿記講座「スタディング 」は、短期間で「日商簿記検定試験」に合格した人々の勉強法を徹底的に研究してできたオンライン講座。
私がスタディングのオンライン簿記講座 を受けることにした決め手はこちら。
- 受講価格がリーズナブル(⇐かなり重要)
- ビデオ講座、スマート問題集、実践UPテスト、検定対策模試などインプット、アウトプットが充実している
- スキマ時間でも勉強しやすい
理解しやすい順番で勉強できるようなシステムになっているので、初心者の方にも向いています。

私は、簿記2級合格コースを受講。
なんといってもリーズナブルに受講できます。
簿記2級合格コース(2020.7.2の情報)
一括 | ¥15,980 (税抜) | |
分割例 | 月々 ¥1,583 × 12回から |
また、簿記3級から2級が狙えるコースも20,000円以下です。
簿記3級・2級セットコース(2020.7.2の情報)
一括 | ¥17,980 (税抜) | |
分割例 | 月々 ¥1,782 × 12回から |
スタディング は「オンライン講座」なので、スマホ、タブレット、パソコンなどを使って受講します。
通信講座ではないので、教材が送られてくることはないですよ。

市販のテキストとこのオンライン講座のおかげで、どんどん理解が進みました。
メールアドレスを登録すると、無料講座が見られます。
またお得な割引クーポンももらえますよ。

日商簿記2級合格への近道は「工業簿記」を極める
最近の日商簿記2級の試験の傾向ですが、どちらかと言えば、商業簿記がかなり難しいのです。
問2は見たことがないような変化球がきます。
(最新151回では第3問)連結会計などは勉強をしていないと解答できないので、ここだけで20点落とすことになります。
また一つの論点ではなく、いろんな論点から要点を混ぜて出してくるので、この問題は何の問題なのか?商業簿記のどの部分なのか、問題を読んでわからないと答えられません。

私はそこで作戦を立てました!
問1仕訳と工業簿記の問4と5は各20点とること!!
あとは、問2と3は部分点で10点。そして合格。
実際、最近の試験に合格するにはこれしかない様に思います。
日商簿記2級は仕訳と工業簿記を制するものが合格します。
苦手な工業簿記を克服した問題集
そんな作戦を立てた私ですが、工業簿記でなかなか点が取れない状態が続いていました。
しかし、簿記2級は工業簿記が出来なければ合格は不可能。
そこで、オンライン簿記講座にプラスして、もう一冊購入することに決めました。

よくおすすめされているこちらの問題集です。
この問題集のおかげで一気に点数が伸びました。
いきなりこの総仕上げは難しいと思うので、テキスト内容を頭に入れてから取り掛かってくださいね。
▼日商簿記2級に合格するなら読みべき記事をすべてまとめました【完全版】
日商簿記2級に受かる勉強方法「繰り返す」
今の日商簿記2級は単純に過去問をやるだけでは受かりません。
過去問と予想問題どっちか一つだけやるとしたら、今は過去問より予想問題を選んだ方がいいです。
数年前の過去問を見ても、今と問題の傾向が違っているのです。
そこで、少し難しい問題を解いて、試験慣れ、問題慣れするべきと考え、
下記の問題集を試験日まで毎日1回分ずつ繰り返し解きました。
▼ちょっと難しめですがこれが出来れば本試験が簡単に感じます▼

この網羅型完全予想問題集を解くことで、試験の形式に慣れることができます。
「あれ?本試験なのに。網羅型問題集より楽じゃん」そういうレベルまでくることができますよ。
簿記2級の合格率と難易度は?合格するための勉強方法のまとめ
難しくなった日商簿記2級。
そこまでお金をかけなくても、合格率は低くても、私のように合格できます。
日商簿記2級の取得は、仕事、就職、株投資、世の中の見方が変わるなどメリットも大きいです。
ぜひ、簿記2級が気になっている方、挑戦してみてくださいね。
\これから簿記2級を受験される方におすすめなブログ/